ラオスオフショア開発をまとめてみた!単価・魅力・課題などを紹介

日本の高齢化に伴い、ITエンジニアの不足が問題となっている現代で、外国の高い技術力を持ったエンジニア獲得を目指すオフショア開発が注目を浴びています。

もちろんエンジニア獲得だけではなく、開発コストの削減にも特徴があるオフショア開発ですが、カンボジアと同様将来性を期待されているラオスのオフショア開発事情に関して紹介していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

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【オフショア開発の偏移】

オフショア開発を行う国は、約10年前まで中国が最も多い開発先でした。ちょうど中国が”世界の工場”と呼ばれていた時代で、IT業界のみならず、製造業や紡績業なども中国に仕事を発注していました。
なぜ世界中の仕事が中国に集まったのかと言えば、人件費が安く、多くの仕事をこなせるだけの人口があったからです。しかし中国人の人件費が高騰してきたことで、中国にオフショア開発を依頼することは徐々に減っていきました。
もともとオフショア開発は人件費の削減から始まった仕組みですので、その国の人件費が高くなれば、オフショア先も別の国に移るのは当然のことといえます。

そして現在オフショア先としてメジャーなのは、民主化が始まって民間企業の進出が激しいミャンマーや、IT人材を多く抱えるベトナムなど、東南アジアの国々です。東南アジア諸国は国民性という面でも日本人と合うようで、非常に人気が高まっています。わざわざ海を渡って日本に仕事をしに来る東南アジア人も多く見受けられます。
いずれの国も経済的には日本ほど経済が成熟しておらず、まだまだ発展途上という段階。人件費の水準もお手ごろ価格で、オフショア先にはちょうどよい国です。

【将来性のあるオフショア先】

ラオス

ラオスやカンボジアがオフショア開発先として、当たり前になるのはまだまだ先のことと言えます。おそらく7, 8年は先のことだと考えられます。経済的に後進国の国であるラオスやカンボジアですが、先進国が積極的にインフラ整備やエンジニア育成のための教育機関設立を行っているため、高い技術力をもったエンジニアの数が一定数以上になるには、まだまだかかるでしょう。

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【オフショア開発で多いのはアプリ開発】

システムやアプリ開発を行うエンジニアを雇う際にオフショア開発は積極的に行われますが、特に多いのがアプリ開発です。通信端末(スマートフォン)の発達により、様々なアプリケーションが開発されてきましたが、その需要はとどまることを知りません。ラオスでの開発で多くなっていくのがこのアプリ開発だと推測されます。アプリ開発と言ってもいくつか種類があり、下記のようになっています。

【ネイティブアプリ】

ネイティブアプリとは、AndroidやiPhoneといった端末(スマートフォンやタブレット)にインストールして使用できるアプリです。
ネイティブアプリをインストールは、アプリストア(Google PlayやApp Store)などから可能です。ユーザーにインストールしてもらう手間が必要なネイティブアプリですが、一度インストールしてもらえば、通知機能など、自社のサービスをお知らせし、利用・継続してもらいやすい傾向があります。
また、インターネット環境の影響によって、動作が遅くなりにくい特徴もあります。さらにネイティブアプリでは、スマートフォンのカメラやマイク、各種センサーなどの機能を利用することができます。

【Webアプリ】
Webアプリとは、スマートフォンやパソコンでインターネットに接続し、Webブラウザ(SafariやGoogle Chrome)上で利用するアプリです。
先述した、「ネイティブアプリ」と違ってインストールする必要がないので、ユーザーにとって手軽に利用できるのが特徴です。
しかし、インターネット環境によっては動作が重くなることや不安定になることがあり、スマートフォンのカメラやマイクなどの機能を利用するのが難しいです。

【ハイブリッドアプリ】
ハイブリッドアプリは、端的にいうと、ネイティブアプリとWebアプリを組み合わせたものです。
ネイティブアプリでは、Android向け・iOS向けに分けて開発をしなければなりませんが、ハイブリッドアプリでは、特定のフレームワーク(Flutterなど)を用いることによって、複数の異なる仕様の機種やOSで動作させることができるので、開発コストを抑えることができます。もう一つ特徴的なのは、WebViewを用いることです。WebViewとは、アプリをWebブラウザのように使用するための機能で、アプリ内でWebサイトを表示できます。

【PWA】
PWA(プログレッシブウェブアプリ)は、WebサイトやWebアプリを、ネイティブアプリのようにスマートフォンのホーム画面にインストールすることができる新しいタイプのWebアプリと言われています。
ホーム画面にインストールすることができますが、PWAの場合、アプリストアは不要です。
そのため、企業は、アプリストアのルールやガイドラインに縛られることなく開発を進めることができ、準備でき次第すぎにリリース可能です。
ユーザーはホーム画面にインストールしたアイコンやURLから起動・利用でき、さらに、ソーシャルメディア、オンライン広告、QRコードなどで簡単に共有することができます。

ラオスオフショア開発の現状

東南アジアの中のラオス

ラオスでは、周辺地域の国と比べてもIT技術の導入・開発に遅れがあり、経済格差が広がっていくことが懸念されていました。しかし2001年以降、ラオス政府は、情報技術分野の教育に力を入れ始めIT技術の向上、経済発展の活性化を図りました。日本の企業や団体もラオスのIT技術向上に支援を行っており、少しずつですが、IT技術上昇の傾向にあります。現在においてもまだまだオフショア開発先としての注目度は低く、ベトナムやタイなどに開発は集中しています。ですが、数年先には、ラオスでのオフショア開発は積極的に行われていくと予想されます。

平均単価、人材供給量、人気の開発言語や案件

ラオスは、東南アジア内陸に位置し、人口は約700万人。仏教が広く布教しており、ラオ族(全人口の半数)を含む約50の民族が集まる多民族国家です。
1953年にフランスから独立後、内戦を繰り返し、1975年にラオス人民民主共和国が成立。長期にわたり政治的・軍事的に不安定だったため人材の国外流出が起き、経済開発が遅れています。
経済成長の大部分は、自然資源に依存しており、こんごのIT市場の成長は、国を支える体絶な要素になります。

【ラオス人の性格】

ラオス人

ラオスの国の人々は、マイペースで大人しい、照れ屋な人が多いと言われます。そのため日本人との相性はいいでしょう。
注意点として、ラオス人は「時間」に対してとてもルーズです。しっかりと教育をしないと遅刻は当たり前で、業務時間内での仕事量もあまり期待はできないでしょう。また、仕事も長くは続かず、転職を繰り返す人も多い傾向にあります。一見悪い面が目立ちますが、良い点もあります。ラオス人は、細かいところにまでこだわるため、開発において手を抜きません。高い技術力を身に付ければプロジェクトに大きく貢献してくれることでしょう。ラオスの物価は日本に比べて安く抑えることが出来ます。ラオスのひと月当たりの人件費はカンボジアと同程度の4万円程度となっており、IT産業の入り口に立っている状態です。情報技術の教育は進められていますが、まだまだITエンジニアの総数は少なく、日本が求めるレベルの技術者を獲得するのはやや難しいでしょう。しかし、全くいないというわけでもなく、日本への研修を行い、高い技術力を身に着けたエンジニアも存在しています。

ラオスオフショア開発の魅力を3つ紹介

ラオスでのオフショア開発
ラオスでオフショア開発を進めていく場合にどのような魅力があるでしょうか。3つ紹介します。

1.開発コスト
カンボジアと同じく、人件費は世界水準よりも低く、開発コストを大幅に抑えることが出来ます。多くはありませんが、技術力の高いエンジニアを獲得できた場合には、育成コストも抑えることが出来るため、現地での交渉はとても重要です。ブリッジSEに依頼し、優秀なエンジニア獲得を目指しましょう。

2.将来性
ラオスのIT産業はまだまだスタートしたばかりです。そのため、先進国と比べて差は大きいですが、教育機関の設立を増やし、経済も上昇傾向なため、10年後には、オフショア開発の中心となる可能性を秘めています。

3.距離
ラオスは東南アジアに位置しており、日本との時差は2時間。そのため、連絡がスムーズに取れるので開発進行に支障をきたしにくいというメリットがあります。内陸にある国で、カンボジアやタイが近く交易による、この先の経済発展に期待できます。

ラオスオフショア開発の課題

ラオスでのオフショア開発において、今後の課題となるのは、エンジニアの人数と技術力の向上です。現在、日本企業が求めるレベルの技術を持ったエンジニアは少なく、どうしても育成が必要になります。そのため、即戦力としては期待できず、育成コストもかかってしまいます。国を挙げたIT市場の発展は、高い技術者を生み出す手助けになるので、このまま成長を続けていってほしいです。

インフラ整備についても課題が残ります。電気の普及はおおよそ完了していますが、その維持にはまだ不安が残ります。特に通信関係も整備を整えていき、停電等の問題も回避できるようになると安心して開発に取り組むことが出来るでしょう。

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まとめ

以上、ラオスにおけるオフショア開発について紹介しました。

ラオスでオフショア開発を行う場合、まだまだ不安要素は多く、参入には覚悟が必要になります。しかし、人件費は安いですし、高い技術力を持ったエンジニアがいないわけではないので、早いうちからオフショア開発を進めるという考えもありかと思います。
日本企業も数社設立を行っていて、今後数を増やしていくので、今からラオスでのオフショア開発を検討してみるのもいいでしょう。ぜひご活用ください。


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