CTOがいかにチームと向き合う時間を作るか。それが鍵になる。【株式会社INDIGITAL 大久保 維人 氏】

大久保 維人 氏 | 株式会社INDIGITAL

筑波大学在学中から、フリーランスとして国内外のWebシステム開発を経験。幅広い分野におけるプロダクト開発、特に0->1フェーズでのヒアリングや要件定義を含めた新規開発案件を行う。プログラミングのメンター実績は100人超。シンガポールのハッカソン「Junction x Singapore Hackthon 2019」のセキュリティトラックでの受賞歴、サウジアラビアの世界最大のハッカソン「Haji Hackathon」へ参加しギネス記録保持者に。現在は、CTOとしてオンラインクロスボーダーをベースとした世界、人とつながりチームとなること。を目標に、インド人エンジニアと日本企業の橋渡しをするべくマネジメントから開発までを行っている。

皆さま、こんにちは。INDIGITAL CTO 大久保と申します。
INDIGITALは、「変わることにワクワクできる社会を」というヴィジョンを掲げ、インド企業やインド人エンジニアとの協業を通して、日本企業がデジタル化、グローバル化を推進できるようになるために伴走支援する企業です。
今回は、インド人エンジニアのマネジメント奮闘記、第4回目の記事です。

私はもともと、フリーランスのエンジニアとして、ある意味自分の時間をお金に変える働き方をしていました。その経験を踏まえて今、インド人エンジニアをマネジメントするCTOという立場になり、考えることが変わったのかもしれないと思うことがありました。
第4回目では、そんな時間と仕事の関係を掘り下げていきたいなと思います。

どんな人も一日の時間は有限

人は日々生活していると、時間は大切だ。Time is Money. とよく言われます。
フリーランスとして働いていたころは、1時間で何円、1ヶ月で何円という明確な基準があったため、意識せずともお金の変化として、仕事を行っていた時間の把握ができていました。
しかし、企業を経営しCTOという立場になってみると、何に時間を使っていて、失ってしまった時間が実際にどれだけあるのかが可視化できていませんでした。そこで私は、日々何に時間を割いているのかを知るためにツールを導入してまずは計測してみることにしました。

計測から始めよう

その結果わかったことは、端的にいうと自分の作業に割いている時間が多く、インド人エンジニアさん含め、社員の皆さんと向き合う時間が作れてないことでした。確かに、この頃は仕事に関わる人がどんどん増えてチームの形が変化をしているなと感じており、よくない変化が起きる可能性があるかもしれないと気づいたタイミングでもありました。
実際に計測してみると、人が持っている違和感のすごさを知ると同時に、自分が何に時間を使うべきなのかが把握できたような気がします。

今回のまとめ

この経験から知ることができたのは、チームのメンバーが増えてくるフェーズになるとコミュニケーションに時間を取られがちになりますが、それを嫌がらずに、とにかく時間を一緒に過ごして話し合うことがチームの質を高めるために大事なのだと思います。特にエンジニアリングチームでは、CTOの自分が考えていることを伝える時間を確保することがその後の効率に繋がってくるように感じました。オンボーディングや日々のプロセス改善と同時に社員さん一人一人と向き合う時間を作ることが必要条件になってくるのですね。

今回は、時間と仕事の関係という点に着目して考えてみました。
それでは、次回の「インド人エンジニアのマネジメント奮闘記」もお楽しみに!

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